太い梁や漆喰の壁が好印象
懐かしさを感じる町家風の佇まい
広島市/H様邸

住宅展示場に足を運び、数社と商談を重ねてきたH様。自分たちらしい家づくりをしたい、という思いがなかなか伝わらずジレンマを感じていた頃、小田原ハウジングの完成見学会を訪ねた。「家に住む人と造り手さんの距離が近いと感じました。私たちの思いがここならストレートに伝わると思いました」とH様。
それから社長が毎週のように通って打ち合わせ。「ダークブラウンの色調、漆喰や無垢材を使った家にしたいという私たちの思いを受け止めて、丁寧に時間をかけて家づくりをしていただきました」とH様。両者で協議を重ねながら一つ一つの工程を進めたので、すべてが納得のいくものだったそう。なんと施工を入れて、約9カ月の渾身の家づくりとなった。

漆喰の壁に古木風の塗装を施した檜の無垢材。深みのあるブラウンが心落ち着く。格子で目隠ししたエアコン下は広い収納スペース。階段下のデットスペースを活用したパソコンスペースにしたミニ書斎も

リビング階段の踊り場には壁面いっぱいの本棚。インテリアとしてもすてき。高い天井に張出した重厚感のある丸太梁がどこか懐かしい町家をイメージ

スーパーラジエントヒーターを装備し、調理台や棚の高さまでH様の使い勝手を考えた設計。右奥のパントリーから続く動線においても機能的なキッチン

リビングに隣接のデッキテラス。「バーベキューを楽しみます」とH様

無垢のパイン材で彩られたウォークインクローゼット内の洗面所。広めの洗面台でアイロンがけも

2階の洗面所、風呂、主寝室に隣接したひと部屋分ある大きなウォークインクローゼット

明るい雰囲気に仕上げた子ども部屋。将来的には2部屋に仕切れるように設計されている

ゆとりをもたせた御影石の玄関は、まるで和風旅館のような雰囲気を醸し出している

「どこまでも、どこまでも考えることがあって大変だったけれど、小田原ハウジングさんと一緒に試行錯誤しながらだったので楽しかった」とH様。キッチンや洗面所、クローゼットなどには自分たちのライフスタイル、動線を考えて、オリジナルの棚や家具を設置。家のデザインにもマッチし、木の風合いを生かした味わいのある雰囲気に仕上がったことで、満足度も高い。
H様のお宅にお邪魔すると太い梁が印象的で、木の香りと、漆喰の白い壁と落ち着いた色調の柱とのコントラストが温かみを感じさせる。見た目だけではなく、「実際に住んでみるとクアトロ断熱の断熱効果がすばらしく、冬でも石油ストーブ一つで大丈夫だった」とH様。自然素材、クアトロ断熱の利点を生かした「0宣言の家」らしい、納得のいくマイホームが完成した。
友人を招いてウッドデッキでバーベキューや、食事会をするのがご夫妻の楽しみ。食事の準備をしていてもリビングまで見渡すことができ、みんなと会話を楽しめる。木のぬくもりや香りも友人たちに好評だとか。天然木をふんだんに使った家はこれからも家族とともに風格を備えていくのだろう。