天井から綱、梁に鉄棒、壁の黒板
家族で楽しい遊び心満載の家
江田島市/A様邸

ご主人の仕事の都合で広島に移り住んだA様ご夫妻。今後転勤の心配がほぼなくなったことからマイホームを検討し、地元で自然素材を多く使った家を建てる会社を探していたところ、住宅雑誌で小田原ハウジングの建てた雰囲気の良い家に目が留まった。会社を訪問すると、対応したスタッフの雰囲気や人柄が好印象で、「本物の家づくり」を追求するプラン内容や提案力にも信頼感を寄せ正式に家づくりを依頼。それまで住んでいた場所の近くに土地を見つけ、本格的に家づくりがスタートした。当初は2階建てを想定していたが、担当者がイメージ図を提示して平屋を提案。必要な空間がすべて確保されていたため、その提案をベースにプランニングを進めた。
ご主人を筆頭に家族でキャンプを楽しむなど活発なA様一家は、自然素材をふんだんに使うことに加え、ご主人の要望で綱のぼり用の綱を大井から吊したり、鉄棒を梁に取り付けるなど、アスレチック的な要素をプラス。これはご主人の仕事上、体力をつけるトレーニングを家でもできるようにとの狙いだったが、「実際には子どもたちの方が多く使っているかも。友達ともこれで遊ぶのが楽しいようです」とご主人は目を細める。

リビングから奥につながるキッチン。奥さまこだわりの造作食器棚には、レトロ感がお気に入りというフローラガラスを採用した

ご主人は片道10㎞の道のりを自転車で通勤。玄関はその愛車を乗り入れられるように設計されている

はしごを使ってロフトに上ると、ひと続きになった長い空間が。寝室や収納スペースとしても活用できる

ご主人の小屋裏部屋。ソファを置いているが、今のところそれほど活用しておらず、「いずれ何かここで楽しめれば」とご主人

広いウッドデッキも子どもたちの遊び場。正面向かい側の家の桜の木がきれいに見え、春にはお花見もできそう

一方、奥さまはキッチンの食器棚や洗面台を造作してもらうことを要望。どちらにもこだわりのタイルを吟味して貼り、ナチュラルな空間の中でオリジナリティーを創出している。さらに、アイアン製の表札にイカリマークを添えたり、リビングの壁面にマリンランプを採用するなど、ご主人が仕事で関わりをもつ海や船をイメージさせるあしらいが随所に見られるのも特徴的。そのマリンランプをはじめ照明器具はすべてA様がショップやネットで調達したそうだ。
子ども部屋のドアノブに掛ける木製の札を担当者がプレゼントしたり、玄関のキーボックスをご主人と担当者が力を合わせて製作するなど、担当者とのコンビネーションの良さも満足のいく家づくりができた理由の一つだろう。「フィーリングが合ったし、一つの要望に対して3つくらい提案がもらえたのもありがたかったですね」とご主人。暑い夏に外から帰ってきたときも空気が少しひんやり感じられ、従来の家との空気感の違いをまざまざと実感したという。
綱をぐんぐんのぼったり、心おきなく黒板に絵を描いたりして家そのものを楽しんでいる子どもたちの姿が、A様一家の家づくりへの満足度を体現しているようだ。
HOUSE DATA
□敷地面積
249.06㎡ (75.04坪)
□延床面積
99.563㎡(30.12坪)
□工期
5カ月
□家族構成
ご夫婦+子ども2人
□構造
木造在来軸組パネル工法
□断熱
[クアトロ断熱]
内断熱(充填):セルローズファイバー
外断熱:ネオポール
遮熱塗り壁材:セレクト・リフレックス
調湿効果内壁:スペイン漆喰
□屋根材
S瓦
□外装材
遮熱塗り壁材(セレクト・リフレックス)
□床材
パイン材
□内装材
スペイン漆喰
OWNER'S VOICE
提案力の高さとフィーリングの合致に加え、細部にこだわるがゆえのアドバイスを多くいただけたことで、より納得のいく家を建てることができました。この家で暮らし始めてから、子どもたちはわが家で近所の友達と綱のぼりや鉄棒で遊んだりして元気が増したように思います。妻は「この家のすべてがお気に入り!」というほど満足していますし、私も心から楽しみながら家づくりができました。