1.通気性・調湿性がない
ビニールの特性として通気性や調湿性はありません。そのため、カビやダニが発生しやすいという欠点があります。建物の断熱性能が低いとまれにクロス表面に結露する事があります。
2.補修が困難
ビニールクロスは、部分的に補修することが難しいというデメリットがあります
3.長持ちしない
年数が経ってくると、黄ばんできたり、継ぎ目がはがれやすくなったりするという欠点があります。ビニールクロスの場合は10年から15年で張替えるのが一般的だといわれています。
4.臭いとアレルギー
ビニールクロスは独特の臭いがあり、施工直後は特にある為、臭いに敏感な人は避けたほうが良いでしょう。また、アレルギー物質が含まれているため、アレルギー体質の人は注意が必要です。シックハウス症候群の原因としてあげられたのがビニールクロスに添加されていたホルムアルデヒドという化学物質でした。また、原料である塩化ビニルモノマーに発がん性があると云われております。
5.産廃処理が必要
ビニールクロスの張替えの際剥ぎ取った廃材は、自治体によっては産廃処理が必要な地域があります。
6.柔らかいので傷つきやすい
7.静電気がおこりやすく、ホコリがつきやすい
8.見た目の好み
ビニール素材ですので、天然の風合いは期待できません。
9.日常生活のニオイが壁紙に付着しやすい。
そんなビニールクロスのメリットとは?
・豊富なデザイン→色々な柄を選ぶことは楽しいですよね。でも壁の主張が強いと家具などとの相性が難しかったりします。
・価格が安い→安くても10年ごとに家1件まるまる張替え、それを老後まで繰り返すことを考えると総価格は結構な金額になります。
・施工が簡単なので短期間で仕上がる→誰でも簡単にできるという事は雑に仕上げられてもわからないという事です。
・拭き掃除をしやすい→そもそも拭きそうじをしないといけない手間がかかるという事です。漆喰は汚れても自浄作用がありますので拭かなくても自然と汚れが消えていきます。また漆喰は部分的な補修も簡単にできます。