ビニールクロスから漆喰へ
壁紙の張り替えは約10年が目安と言われています。しかし生活の仕方によってはそれまでに剥がれたり、黄ばんだりなど汚れや傷みが目立つ場合は補修が必要となります。
ご自分での補修や張替えはとても大変な労力を使います。また、壁紙の種類によっては体に悪影響を与えたり、長持ちしないものもあります。小田原ハウジングは住む方に長く健康に安心して暮らしていただきたいので漆喰壁をおススメします。
一般的なご家庭に多い壁材として日本ではビニールクロスがあげられます。しかし欧州では内装にビニールクロスを使うことはなく、特に病院や学校などの公共施設では使用できなくなっているといいます。代わりに使われているのが、木の内装材や塗装、紙クロスなどの呼吸をする素材です。今一度、壁について考えてみてはいかがでしょうか。
《ビニールクロスのデメリット》
1.通気性・調湿性がない
ビニールの特性として通気性や調湿性はありません。そのため、カビやダニが発生しやすいという欠点があります。建物の断熱性能が低いとまれにクロス表面に結露する事があります。
2.補修が困難
ビニールクロスは、部分的に補修することが難しいというデメリットがあります
3.長持ちしない
年数が経ってくると、黄ばんできたり、継ぎ目がはがれやすくなったりするという欠点があります。ビニールクロスの場合は10年から15年で張替えるのが一般的だといわれています。
4.臭いとアレルギー
ビニールクロスは独特の臭いがあり、施工直後は特にある為、臭いに敏感な人は避けたほうが良いでしょう。また、アレルギー物質が含まれているため、アレルギー体質の人は注意が必要です。シックハウス症候群の原因としてあげられたのがビニールクロスに添加されていたホルムアルデヒドという化学物質でした。また、原料である塩化ビニルモノマーに発がん性があると云われております。
5.産廃処理が必要
ビニールクロスの張替えの際剥ぎ取った廃材は、自治体によっては産廃処理が必要な地域があります。
6.柔らかいので傷つきやすい
7.静電気がおこりやすく、ホコリがつきやすい
8.見た目の好み
ビニール素材ですので、天然の風合いは期待できません。
9.日常生活のニオイが壁紙に付着しやすい。
そんなビニールクロスのメリットとは?
・豊富なデザイン→色々な柄を選ぶことは楽しいですよね。でも壁の主張が強いと家具などとの相性が難しかったりします。
・価格が安い→安くても10年ごとに家1件まるまる張替え、それを老後まで繰り返すことを考えると総価格は結構な金額になります。
・施工が簡単なので短期間で仕上がる→誰でも簡単にできるという事は雑に仕上げられてもわからないという事です。
・拭き掃除をしやすい→そもそも拭きそうじをしないといけない手間がかかるという事です。漆喰は汚れても自浄作用がありますので拭かなくても自然と汚れが消えていきます。また漆喰は部分的な補修も簡単にできます。
《スペイン漆喰のメリット》
1.優れた調湿機能
固化剤として一般的に使用されている樹脂、セメントなどの化学製品の成分を一切使用していない自然素材100%のため本来の機能を100%発揮。優れた調湿機能で、快適な室内空間を作ります。
2.結露、カビ・ダニを防ぐ
優れた吸放湿機能で湿度を調整し、結露やカビ・ダニ、ひいてはアトピー対策として効果的です。
3.自浄作用あり
自然素材100%のスペイン漆喰は、pH13 もの強いアルカリ性を示します。カビやダニが生息できる pH 値は 1~11 までと言われているので、漆喰の強アルカリ性には優れた殺菌作用があることがわ かります。土蔵で保管した古文書などがいつまでも保存状態がよいのは、この殺菌効果によるものです。加えて自然素材の漆喰は、ビニールクロスとは違い、静電気を帯びない性質を持っているので、掃除機などの埃の吹き上げを寄せつけません。そのため室内を清潔に保つことができ、ハウスダストが原因で起こるアレルギーなども、しっかり防ぎます。
4.保温・断熱による省エネ効果
無数の気孔が空気の層となり、外気温に影響されにくく、冬暖かく夏涼しい室内環境が得られます。
5.においの吸着
タバコやペットの気になるにおいなど、家の中の生活臭を吸着・脱臭するのでトイレにもおすすめです。
6.環境にやさしい
樹脂やセメントを一切含んでいないため再利用ができ、自然に還すことが可能なエコロジー材料です。
7.有害物質を発生しない
自然素材 100%のスペイン漆喰はシックハウスの原因となる化学物質を一切含んでいません。また 室内の有害物質を吸着する安全・安心な素材です。そして塗った後の嫌な臭いもないので、快適にお過ごしいただけます。