W様一家が暮らしていたマンションは、結露がひどく床が浮き、カビの発生もあったことから、戸建てのマイホームを持つべく土地探しを開始。従来とほぼ同じ生活圏内の新興住宅地で土地は見つかった。その後、新聞に紹介されていた澤田氏の書籍で『0宣言の家』に心惹かれ、セミナーに参加。
「本物の無垢材と漆喰の家を建てたい」という思いを強くし、小田原ハウジングに家の建築を依頼した。歯科医師であるご主人以外は家族全員がアトピーで、『マンションに10年以上住んでいましたが、ずっと建材のニオイがしていました』と奥さま。家族が健やかに暮らせる家を求めてプランニングが始まった。
約22坪の限られた敷地を最大限に活用し、駐車スペースを確保した3階建ての家には、1階にご主人の書斎、3階に寝室と子供達の部屋を配置。広いLDKと水まわり設備を集約させた2階を生活のメインスペースとし、コンパクトに暮らせる家にした。デッドスペースを有効活用できる造作収納も随所に確保。奥様は花粉症もひどいため、外に洗濯物が干せないことから、ベランダは設けず、浴室乾燥機の完備と洗面脱衣室内を室内干しできる設計とし、結果的に洗濯も便利になった。