住宅密集地でも明るく健康にご夫婦2人のセカンドライフ

広島市東区 W様邸

以前のW様の住まいは広島市内の分譲マンション。30年前に新築で購入したもので、老朽化に伴いリフォームをするか、戸建てに引っ越すかという選択を迫られた。

もともとスピリチュアルなことが好きな奥様が、立ち寄った本屋でタイトルに惹かれて手に取ったのが「神様が宿る家」だった。書かれてあることは思っていた内容とはまったく違っていたけれど、それは衝撃的な内容だった。というのも、W様の3人のお子さんは全員アレルギー体質。この本で、30年間暮らしてきたマンションがアレルギーの原因だとわかったからだ。

現在30代の長男と、20代の末っ子はアトピー性皮膚炎で、2番目の子供もアレルギー体質。子どもたちが小さいころは順番に背中を掻いて、薬を塗ってあげる日々。ひどいときには入院もしていたという。「ハウスダストが原因かしら」と奥様は仕事と家事を終えた深夜に、毎日家中を掃除していたそう。のちに一人暮らしを始めた長男が、本棚に埃がたまるのを見て、驚いたのだという。実家では埃が溜まった状態を見たことがなかったからだ。それほど当時の奥様は追い詰められていた。

Living ヒノキの大黒柱がご夫婦の健康的な暮らしを見守る

周囲を住宅に囲まれているため天窓と吹き抜けを設け、室内に陽光を届ける
ヒノキの大黒柱は直径30cmほど

TATAMI corner

LDKの一角に設けた小上がりの和室
腰掛けてちょうどいい高さにしてもらい、床下には収納スペースをつくりました

汚れが付きづらく掃除しやすいキッチン
マグネットが使えることも ◎です

バスルーム入口の横にはアクセントウオールを取り入れています

住宅密集地にあって、2か所ある天窓は明かりとり用に大活躍です

漆喰の壁には波型のコテ跡が。左官職人さんの芸術的な仕事に感動

家族の名前や地名にちなんで壁の一部にサクラの形を残しています

照明器具なども一つ一つ上質なものを選びました

見上げるたびに 心ときめく 現しの梁

   奥に見えるのが広いウオークインクローゼットを持つ主寝室。子どもたちが泊まれるようにもう一部屋ゲストルームをつくっておきました

「家が人を病気にすることがある」そうわかってからもうマンションには住みたくないと思ったW様。50代を迎えその後はご夫婦2人で健康的な家に住みたかった。「0宣言の家」で家を建てるべく澤田升男氏のセミナーに参加。小田原ハウジングのモデルハウスを見学し依頼した。

手に入れたのは三方に住宅のある細長い敷地。近くに神社があることも奥様のお気に入りだ。「時折子どもたちは帰ってくるけど、基本的に夫婦2人暮らし。明るいLDKと広いウォークインクローゼットがあればいい」とリクエストしたご夫婦。吹き抜けの天窓から陽光を得た明るい室内。漆喰の壁の「引きずり」と呼ばれる波模様のコテ跡が美しい。ご主人が希望したヒノキの大黒柱も設えた。

「住んでみて、とにかく気持ちがいい。その一言です」と奥様。心から安心できる自然素材と大工さんの素晴らしい仕事に包まれ、体と心が解放されている様子。「『本物の良さ』を考えるきっかけになりました」と充実したセカンドライフをスタートさせたようだ。

ゲストルームにはロフトを設けた。シーズンオフのものなどを収納

「WICは広く」と希望しました。天然木のクローゼットは湿気や虫も防いでくれます

      勾配天井から灯りを取り入れた主寝室。建具は障子風に   

風や陽光を取り入れる吹き抜け。
物干しスペースも兼ねています

    欧風の佇まいを見せる玄関。アプローチのタイルがかわいい

 玄関に設けたシューズクローゼットを通って室内に入ることもできます

Exterior

玄関は南向き。視線を遮りながらなるべく多く開口部を設けまいた。

これからはガーデニングを楽しめそうです。

HOUSE DATA

□敷地面積

118.63㎡(35.88坪)

□延床面積

89.43㎡(27.05坪)

□工期

5カ月

□家族構成

ご夫婦

□構造

木造在来軸組パネル工法

□断熱

[クアトロ断熱]
内断熱(充填):セルローズファイバー
外断熱:ネオポール
遮熱塗り壁材:セレクト・リフレックス
調湿効果内壁:スペイン漆喰

□屋根材

S瓦

□外装材

遮熱塗り壁材(セレクト・リフレックス)

□床材

ヒノキ

□内装材

スペイン漆喰

子どもたちのアレルギー体質はマンションが原因だったことを知ったときにはショックで、もう少し早く気づけばよかったと思いました。でもこれからは健康的な暮らしができます。室内の香りが良く、本当に清々しい。大工さんや左官さんの職人さんの仕事を見ながら暮らすことは、本当に贅沢だなと実感しています。これから仕事のほかにも趣味も始めてみたいと思い、心に余裕ができたように思います。