広島市・呉市で注文住宅を建てる工務店《小田原ハウジング》

ホーム > コンセプト > 無垢の木の家

CONCEPT

100%自然素材の家

「無垢の木の家」

小田原ハウジングでは、床や造作家具、構造材、下地材全てに無垢の木を使用しています。
家の中に一歩入ると、暖かな心地よさを感じます。
それは、無垢の木が家族と共に呼吸をするからです。
裸足で暮らすことが一番気持ちよい、そんな住まいを提供しています。

無垢の木とは?

一般的に無垢の木とは、天然無垢の木材という意味で使用されており木材をそのまま使用した資材を指します。
無垢の木材は、山から伐採されたのち乾燥や加工という工程を経てテーブルや椅子などの家具材や住宅の内装や構造材として古くから私たちの最も身近な資材として使用されています。

無垢の木のメリット

①室内に自然な調湿効果が得られる
無垢の木は湿度を50%に保つ性質があります。
また加工してもその性質は変わりません。
無垢の木の水分を保持する能力は空気に比べて遥かに大きいです。
湿度が高い時は水分を吸収し、乾燥している時は放湿します。このことから『木は呼吸している』と言われるのです。

②経年変化を楽しめます
無垢の木のリグニンという成分が光を吸着分解する事で色が変化していきます。また、木材が持っている油分によりツヤが出てきたり、木材の種類によって色が明るくなったり、濃くなったりと違いもあり樹種を選ぶ楽しみもあります。
また、ちょっとしたキズも『味わい深い』『これも家族の思い出』と愛着が湧きます。

③優しい木の質感
同じ種類の木材でも微妙な色味や木目の違い、節があるもの無いもの等、2つとして全く同じ木材はありません。
そのあたたかみのある”木”本来の質感は無垢材にしか出せません。
また自然にできたツヤは柔らかく、よくある人工的なフロアコーティングのテカテカした反射とは違い、目が疲れません。

④熱伝導率の低さ
無垢材(ヒノキ)→0.095W/㎡K 
樹脂→0.17W/㎡K 
アルミ→237W/㎡K 
合板の床→0.2W/㎡K
数値が小さければ小さいほど熱が伝わりにくいです。
無垢材は空気を多く含んでいるので冬に触ってもヒヤッとせず炎天下の屋外で晒しても熱を帯びません。
無垢床は真冬も真夏もスリッパいらずの裸足で過ごせる気持ち良さです。

⑤抗菌作用
木材が発散する芳香はフィトンチッドと呼ばれ抗菌・除菌・消臭・抗酸化の作用があります。
おひつ、まげわっぱ、押し寿司で使われる木の葉、まな板、桐たんす等々ちゃんと理由があってその素材が使われていたのです。
蚊やダニの忌避作用の有効性も認められています。

⑥癒し効果
視覚的→年輪や木目による1/fゆらぎ
嗅覚的→フィトンチッドによる血圧、脈拍数の低下の効果があります。
触覚的→多孔質なので触れた時の温度差がなく柔らかな質感がリラックス効果をもたらします。
聴覚的→音の衝撃を程よく吸収し、それが心地良い音色として響きます。

無垢の木のデメリット

・温度・湿度の変化で膨張したときは床が反る、乾燥して収縮したときは継目部分に隙間が空く
・柔らかい木材はキズが付きやすい
・100%自然素材なので、木目の柄、色が印刷したようには均一ではない
・無垢は合板に比べて通常金額が高い

合板フローリングとは?

一般の戸建て住宅やマンションでよく目にする「フローリング」は、
ほとんどが薄い木の皮を接着剤で何枚か貼り合わせた「ベニヤ板」の表面に薄い木の皮を貼って製品化されています。
あなたが特に指定しなければ、通常は何の説明もなく合板フローリングが使われるでしょう。
あなたには、その長所も短所も知らされることもないままに、です。
「選ぶ」のは消費者であるはずなのに、情報がなければ正しい判断はできませんよね。

合板フローリングのメリット

・大量に生産できるので価格が安い
・模様が均一で、反りが少ない
・大手のハウスメーカーが使っているという安心感がある

合板フローリングのデメリット

肌ざわりが悪く、無垢の床と違って調湿作用が無いので夏は素足だと汗がまとわりつくようにべたべたとします。
また、合板フローリングは無垢の床と違い蓄熱性がないので冬はスリッパや靴下を履かないと立っていられないくらい冷たいです。
そこで寒いからと床暖房を設置したとしても合板を貼り合わせるに接着剤に含まれる化学物質が揮発します。

また、湿気や紫外線によって劣化が激しく、板と板をくっつけている接着剤がはがれてしまうともう使えません。
使い方にもよりますが、その寿命は10~15年といわれており、無垢フローリングより短くなっています。

【貼り合わせる接着剤による人体への影響】
 ・刺激臭
 ・アトピー性皮膚炎になる
 ・頭痛がする
 ・めまいがする
 ・目がチカチカしたりゴロゴロする
 ・鼻水・鼻詰まりがする
 ・せきが出る
 ・涙が出る
 ・のどがすぐに乾くようになる
これらの症状をシックハウス症候群と言います。

無垢の木のメンテナンス

無垢の素材に関して、お客様から『無垢の床が素晴らしい事はわかるが、子供がまだ小さいので汚したり傷がつきやすいのではないか?』とよく聞かれます。
しかし傷がつきやすい柔らかい性質は、膝や腰にもやさしく、小さな子供がころんだりしても安心という一面も持っています。
確かに白木なので汚れないと言えばウソになります。
細かなキズは、ペーパーで擦ればキレイになってしまいます。
無垢は削っていても芯まで本物の木ですから、どうしても傷や汚れが気になるようなら、表面をカンナで薄く削って再塗装すれば、新品同様に生まれ変わります。
費用も、合板フローリングの張り替えよりも、ずっとお安くあがります。
使い込んだ革の小物のように、時を重ねて美しさと愛着が増していくところが無垢材の魅力です。

無垢の木は、アメリカやヨーロッパでも家具の材料としても古くから好んで使われ、日本でも家具屋さんのパインやウォールナット材の家具コーナーは特に人気です。
無垢の木の内装に囲まれた部屋で深呼吸してみると、穏やかな木の香りが鼻孔から全身にひろがります。
目をつぶれば、まるで森林浴をしているような…。
他の素材に比べるとコストやメンテナンスの難点がありますが、それ以上の素晴らしいメリットが得られます。
小田原ハウジングはそんな無垢の木を見えない構造や下地材、造作家具にもふんだんに使用しています。