CONCEPT

安心をお約束します

「同志との連携」

中国木材 株式会社

森林資源を余すところなく活用し、高品質住宅に寄与する木材を供給

製材を核に、乾燥材の製造、集成材の製造、プレカット加工、端材の活用事業まで手がける、
住宅用構造材の総合メーカー「中国木材株式会社」。
呉市に本社を置き、全国14カ所で事業を展開。
本社が擁する製材工場は国内最大級の生産能力を誇り、
ここで生産した木材の二次加工を担う拠点として郷原工場が誕生した。
また、北広島町大朝にある北広島工場では、山から切り出されたスギやヒノキの原木を選別し、製材を行っている。
 現在、住宅建築の現場においては、「工期短縮」「高気密・高断熱」「高耐震・高耐久」「健康」などが
重視され、住宅の骨組みとなる構造材はこれらの要求に応える大きな役割を担う。
そうしたニーズに対応するため、中国木材では住宅構造用部材として使われる
乾燥材「ドライ・ビーム」、同じく集成材「ラミナ・ビーム」、
国産スギとベイマツを組み合わせた異樹種集成材「ハイブリッド・ビーム」を製造。
さらに、住宅の設計図を基に、必要な構造材の接合部加工を行う「プレカット」もニーズに応じて対応している。

 北米から直輸入するベイマツを原材料とするドライ・ビームは、縮みが少なく無垢であることが特徴。
伐採したばかりの木は、水分を多く含むため時間が経つと縮んだり反ったりして狂いが生じるため、
中国木材では業界トップクラスの大型工場に乾燥装置を完備。
木材の変形が少なくなる含水率20%以下に乾燥して出荷している。
この燃料も石油に頼らず、工場から排出される残廃材を大型自家発電付きボイラの燃料として活用。
蒸気と電気を効率よく生み出し、活用しきれていない国産スギとベイマツを使った
ハイブリッド・ビームの開発とともに、地球環境を第一に考えて事業展開を図る中国木材。

今日も人間と地球の両方にやさしい家づくりを、しっかりと静かに支えている。

大逸木材 有限会社

木の個性を最大限に生かせるよう、職人が求める最適の木材を提供

主に中国山地で育った木を買い付けて製材し、“素材専門店”として販売を行う大逸木材有限会社。
敷地内には丸太や製材された木材が積み上げられ、木の香りが漂う。
代表取締役を務める大野昌治さんは、旧・吉和村出身で山も所有していた祖父の逸記さんが
手がけていたこの仕事を受け継ぎ、木への愛情を持ち続けながら日々の業務にあたっている。
「地元の木で建てた家に暮らし、人が育つのが一番理想的。全部でなくても、
せめて体に触れる部分の木材は地元産でありたいですよね」とエンドユーザーの健康への気遣いも忘れない。
 同社では、サクラやケヤキ、クリといった広葉樹を多く扱い、
これらは住宅の構造材よりも家具などへの用途に向いている。
「自然の木ですからキズやふしも入っていますが、
これを欠点ではなく木の味わいととらえて使ってもらいたい」と大野さん。
小田原ハウジングに販売するのは主に造作テーブル用の木材で、中でも一枚板の調達には苦労するという。
「キズやふしもその木の個性と考え、
それを生かして家具造りをしてもらえる小田原さんとは本当に話が合うんですよ」
という大野さんは、密なコミュニケーションを図りながら取引を行うのが信条。
木のもつ良さや味わいをもっと多くの人に知ってほしいと、
業者だけでなく一般の人からの問い合わせにも対応している。
「普通なら木材にならず紙の原料に回されてしまう木も、
製材の仕方によっては用途が見つかることもあるんですよ」と、
木を最大限活用すべく努力し続ける大野さんに寄せられる信頼は、実に大きいようだ。

代表取締役の大野昌治さん

「木も人間と同じ。1つ1つに違いがあり、それこそが個性でもあります。
自然の産物ですから利点もあれば欠点もある。
両方を理解したうえで特徴を生かした使い方をしてもらえればうれしいですね。
お客様一人ひとりに納得して使ってもらえる木材を、これからも提供していきたいと思っています。」

職人にとって木材は、料理人にとっての食材のようなもの。
用途に最適の木材を調達できるよう、常に準備万端です。