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アートミュージアム探訪

どーんと広がる風景 大きな軒 おもわず写真を撮りました。こちらは長野県立美術館。屋上に出たとたんに見える風景と張り出した軒。遠くに見えるのは善光寺の大きな檜皮葺の屋根です。

出不精の私ですが、最近は家族の用で遠出をすることが増えている広島オフィス ミタライです。

行く先で、できたら足を伸ばして訪ねたいのが美術館。展示されているアート作品だけでなく、その立地や、建築物、その配置やコンセプトなどにはそれぞれ設計者や自治体の意図があって、発見にあふれています。

善光寺のお膝元の城山公園内に、もともとは長野県信濃美術館として存在したものを近年リニューアルしたようでした。広大な土地を利用した広がり、エントランスへのメインストリートと脇に敷かれた小石。排水も考えられたものなのかもしれませんが、デザインとして調和しています。ほぼ全面ガラス張りのおもいきった建物は、一見 かなり現代的で無機質ですが、これが、美術館内部から外を見たとき、自然と一体化した意図に合点がいきました。

周囲を山に囲まれながら歴史を醸し出す風景。自然な草たちを生かした植栽は、緑の色も様々で、目にも心地よいでものでした。

一日4回と時間が決まっている「霧の彫刻」は、その時間になると谷間の霧を思わせる大量のミストが広がっていく演出。隣接する東山魁夷の絵画のようなゆらぎの世界。これが体感できる彫刻、とされているのには驚きながら、自然の中に迷い込んだ不思議な時間。訪れていた子どもたちは、おおはしゃぎで、終わるころにはたっぷり水分を浴びているようでした。

ただの芝生の広がりに見えるところも、近くで見るとクローバーのエリアや小道のエリア、胸くらいの高さの花々を集めた花園エリアと、とても緻密なガーデンプランが伺えました。なにげないけれど、季節と花の開花時期をイメージして、そうとう手間をかけられているように思えました。

たまには どこかに出かけて、いつもとは違う視点に出会うのっていいですね!大きな手を広げて、深呼吸すると、とてもリフレッシュできました。

この夏、みなさまも、どこかお出かけプランありますか?