ここのところ家づくり講座で小さいお子様連れの若いご夫婦とお話しする機会が多かった湯村です。
「子供が生まれて手狭になり、子供が小学生に上がるまでに家が欲しいと思うようになったけど、
現在住んでいるエリアは利便性の良い立地で、土地から買おうと思うととても手が出ないような金額になるから悩んでいる」
という方がとても多いです。
漠然と悩んでも仕方ありません。
まずはご自身がどうしたいのかを見極めるのが大切です。みきわめには、情報が必要です。
1 今の希望条件でで家を買うとどのくらいの金額になるかを把握
2 自分たちがその金額を払えないと思うのであれば、立地、新築、広さなど何かを諦めなければならないことを受け入れる
諦められないのであれば収入を増やすことを考える
3 妥協点をよくよく家族で話し合う
コストパフォーマンスを考えれば一生賃貸の方が安くすむのは明白です。それでも皆郊外に戸建てを買うのはなぜか
1 住宅ローンを組めば生命保険が付き、世帯主が突然の事故などで亡くなったとしても土地と家を家族に残すことができる
2 日々の暮らしを快適にしたい
3 払ったお金が資産になるので、年を取って死んだあとにも子供に資産が残せる
などの理由があろうかと思いますが、
そんな理由付けをせずとも一番大事なのは「欲しいかどうか」です。
家が欲しいと思ったなら、その気持ちと勢いで突き進まなければ買えるような金額ではありません。新築の注文住宅を買うならローンの支払いはほぼ確実に今の家賃よりも高くなり、立地は悪くなります。それを受け入れても欲しいかどうか、その1点に尽きます。欲しいと思う気持ちがあるのなら、ローンの条件の良い若くて健康なうちに買った方がいい。悩んでいるうちにも資産にならない家賃を払っているのですから。
私が立地を捨てて山の上に一戸建てを買った理由は、「賃貸に住んでいた時、金魚やハムスターが死んでも埋める土がなかったから」です。もう一つは、「子供たちに心のよりどころとなる実家をつくってあげたかった」どちらも心の問題です。おそらくみんなそんなもんなのです。その家を買う、と考えてときめくのなら、きっとそれが正解です。
ローンに関しても色々聞かれます。10年住宅営業をして、私は自分なりにこれが正解だと思っている組み方や裏技も存じておりますが、わりと乱暴なやり方でここでは書けませんので、そこは直接お尋ねください(笑)