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空気と熱

忘れがちなところですが、建築の勉強のきほんのきとして、室内空気の換気の問題があります。

機械換気が主流になる中で、窓サッシもどこもかしこも、気密性が高くなっている昨今の住宅では、意識して換気をおこなわなければ、昔の家のようにすきま風がふいて外から勝手に空気が入ってくるということはないのです。

戸建て住宅の主流は第三種換気と言って、キッチンやお風呂、トイレで換気扇を回して強制排気することによって屋内を負圧にし、壁に吸気用に開けられた自然吸気口から自然に空気を取り入れるというシステムが主流です。

そしてここでもうひとつ覚えておきたいのは、暖かい空気は空間の上に上がり、冷たい空気は下に下がるということ。

私は吹抜をつくるときはだいたい上の方へ窓を設けさせていただくのですが、

これは採光(明るさ)に有利であると同時に、1階で生活により出た熱を排気する役割があるからなのです。

我が家はもちろん、今年もまだエアコンを1度も使っておりませんが、夏にエアコンを入れる時は2階の10畳用を1台で事足ります。

吹抜から、冷えた空気が下がってくるので、扉さえ開け放っておけば家全体が1台のエアコンで冷えます。

0宣言の家の壁は遮熱・断熱の2つの熱の止め方をしており、屋根と壁が夏の日射による赤外線も、瓦からの伝導熱も、空気によって伝わる対流熱も効率的にとめてくれるため、昼間に家の屋根壁が熱をたくわえてしまい夜までその輻射熱で暑い。ということがないのです。

夏に汗だくで夕飯をつくっているお母さん、0宣言の家で快適な夕食づくりをしませんか?