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間取りの考え方と家族会議

多くの方は敷地に制限があり、ほぼ大きさや配置が決まってしまう、というケースがほとんどなのですが、

昨日ファーストプランのご提案をさせて頂いたA様の土地は、なんと100坪超え。敷地を描きながら、なんかこれ、何でもできるな…と夢はふくらんでくるのですが、ご予算にはもちろん限りが。

お客様も、「広すぎてどうしたらいいのか(笑)」と、まだイメージが膨らまないご様子。

そんなときにまず見るのは、敷地の周辺環境です。

西側の道路には歩道がついており、そばにゴミ集積場電柱があるので、こちらに玄関や駐車スペースを設けるのは難しい。

北の角には電柱があるので、おそらく電線の引込はここから。駐車位置を東に設ければ、電柱や道路標識の移動の必要はない。

せっかく敷地が広いので、道路との高低差は段差をつけずスロープで緩衝することをおすすめします。

南は隣家が近いので、あきを大きくとって隣家に見立てた建物を配置し、日当たりシュミレーションをして一番条件のいい位置にLDKを。

といった感じで自ずと建物の配置が決まってきます。

2つプランをお出しして、それをベースにこんなご質問が出てきます。

完全分離の2世帯住宅でLDKを2つ1階に置くとどうなるか→日当たりのいい位置の取り合いになります。あとは基礎と屋根が大きくなる分、同じ坪数でも建築費用が高くなります。1階の広さが重要ならば、限られた予算の中で仕様を絞るのか、予算自体を増やすのか、考えていく必要があります。

アイランドキッチンが欲しい→アイランドにするには、キッチンの両サイドにスペースが必要になりますので、W2550のキッチンを置くと柱間隔で5スパン分の横幅が必要です。木造で標準的に飛ばせる間隔が4までなので、LDKのどこかに柱を置く必要があります。丸太の柱をデザインも兼ねて置いてみるとこんな感じです!→いいじゃん!

まだあまりイメージがわいておらず、家族の意見がまとまっていません→奥様のこだわりはキッチンなので、キッチンを中心に広げていく考え方をしてみてもいいかもしれません。ステンレスと木のキッチンイメージなら、こういうキッチンメーカーのものを見てみて、そのキッチンの置いてある空間を中心に間取りをつくるというやり方もあります。

などのお話をさせていただきました。

忙しい毎日の中で、ご家族それぞれに思いはあれど、なかなか時間をとって一緒に考える、ということはできにくいかもしれません。また意見をまとめたり、その案は可能、不可能など、情報が出せる人が1人まざると議論が進みやすいかもしれません。

家族内でまとめてから、と思わず、いきなり来て家族会議していただくのもいいと思っていますので、まだ早いと思わず、気軽にご相談にお越しください😊