ピカソ 青の時代を超えて

ひろしま美術館で5月28日までやっている特別展を見に行ってきました。

ザ・思春期に突入し、鮮度の悪い魚のような濁った眼をした息子が学校をサボって家にいたので一緒に。

この子、寝てばかりいるせいか半年で身長が10㎝以上ものびています。寝る子は育つって本当なんですね。

ピカソの作品が年代ごとに展示されていて見ごたえのある展示でした。若いころから紆余曲折を経て最後はこーなったのね。

若いときはルノワールやゴーギャンのようなタッチの絵があったり、いろんな場所の風景画やら人物画やら色々真面目に描いてたのに、もう最後の方は指が何本だろうとどうでもよくて、世界の中で見たいものだけを見て、描きたいものだけを描いてる~って感じでした。

1枚の有名な絵だけを見るよりピカソの人間味が感じられて面白い展示でした。

年を経るごとに自分の世界をつくりあげていく人って、とても迷惑ですが、周囲にそれを許してくれる人たちがいるということは、とても幸せなことだよなあ。良い人生だったんだろうなーと思います。

ブラックウォルナットでできたすてきなベンチがありました。
耳を生かした無駄の無い素敵なデザインですね。

まだご覧になっていない方はぜひ足を運んでみてください。小学生以下は無料ですよ😊

※常設展には裸婦像が多いので思春期のお子様と一緒の場合はご注意ください(笑)