お風呂とトイレは窓必要?

物価高が進んでいますね。ここにきて、アルミの値段がかなり上がったようで、以前は両面樹脂のサッシがだいぶ高級だったのに今は外側アルミ内側樹脂のサッシが値上がり幅が大きくて、弊社でお客様にお出しできる値段でいくと同じくらいか複合のほうが少し高いくらいになっています💦

住宅性能評価書の取得が一般的になってきたため、外皮性能計算の数値にこだわる方も増えてきました。0宣言の家で言うと外壁の熱還流率は約0.37W/h㎡Kなのですが、問題は窓です。

窓は、両面樹脂にしたとしてもやはり外壁よりは熱還流率が悪い数値になってしまうため、窓が少なく小さいほうが家全体のUA値は上がる!そして費用は下がる!ということで、最近はお風呂とトイレは窓必要なし!という考え方の方がふえてきました。マンションに住み慣れた方は、窓が無いのが当たり前なので特に問題なく感じられるようです。

また、FIX(はめ殺しで開かない窓)も、特に市街地でご要望が増えてきました。明り取りの為の窓です。開く窓より断熱が良く、お値段も安いです。

昔の家に比べて最近の家は窓が少なく小さいね、というのは、断熱とコストの事情からだったのです。

また、ガラスについては「日射取得の窓」「日射遮蔽の窓」などの考え方もありますが、もし、ペアガラス・アルゴンガス入り程度の仕様なら私は断然、南側もグリーンガラスで日射遮蔽とし全体のUA値を上げることをお勧めします。(広島市内は温暖なので、冬の寒さと、夏の暑さ、どちらががまんできなくてつらいか考えたら正直、夏ですから…)

今から家を建てられる方、リフォームされる方は、街を歩くときいろんなお家のいろんな窓を眺めながら歩いてみても面白いかもしれませんね。