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一軒家とマンション

ここのところマンションのリフォームの現地調査や売却の査定でマンションにお邪魔することが多いです。

一軒家住まいで事務所も0宣言の私としましては、

「天井が低い」「廊下が長い」「風が通らない」「閉塞感」「駐車場遠い」

で、いくら立地が良くても、もうマンションには暮らせないなあ…と思ってしまうのが正直なところです。

裏を返せば

「天井が高く」「廊下が無く家事動線の良い」「風の吹き抜ける」「開放的」「玄関の目の前駐車場」なところに暮らしていることのありがたみを感じます。

逆にマンションから一軒家になると防犯面などで不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

マンションのデメリットは、資産として持ち続けることが難しいことなのかなと思います。

分譲マンションは適切な維持管理工事を施せば120年住み続けられると国土交通省は言っていますが、その割に25年経てば住宅ローン減税の対象にはならないし、築40年を過ぎた物件はもう売買すら難しいのが現状なのです。

もし建て替えるとなったときに空室が多い状態にあれば管理組合は機能しませんし、建て替えの費用も集まらない、建て替えに賛同しない部屋の所有者からはその権利を時価で買い取ることになるという大変さがあるのです。これをやるのに一体何年かかるか、建て替えが決まったとしても建て替え期間中は仮住まいをしなければなりません。そのときにもし自分が高齢で、建て替えの費用負担が数千万円だったら、ローンを組むこともできず、賃貸も借りられないかも。と、…想像しただけでも嫌になってしまいます。

分譲マンションは住宅ローンの他に管理費や修繕積立費を支払わねばなりませんし、リフォームをするにしてももともとの梁やスラブ、パイプスペース、窓や玄関は共用部分になるので触れませんし、遮音規定や管理組合での決まり事で、あまり自由にならないことが多い傾向にあります。

その点一軒家の場合は自由度が高く、家を壊したとしても土地は資産として価値があることに変わりはありません。いろいろなことが自分の一存で決定できるのもいいところです。

一軒家に住み替えたい!とおっしゃる方が多いのも納得できるな、と本当に思います。

子供が巣立ち、ペットと暮らしたくなったから、や、子供に資産価値のあるものを残したい。などの理由で、50代後半の方からの分譲マンションからの住み替えのご相談が増えています。

気候も良くなってきましたので、ぜひ一度ご相談にお越しください。

明るく開放的な吹抜は一軒家ならではの良さですね!