今や売電価格は17円と安く、太陽光発電で儲かる、という時代はとっくに終わっています。
ではなぜ今、再び自宅の屋根に太陽光パネルを載せたいと思う人が増えているのでしょうか?
今回のブログではその理由を4つ、ご紹介します。
1つ目は、SDGsへのとりくみとして、注目が集まっていることです。




自宅の屋根にソーラーパネルを設置し、クリーンなエネルギーをつくり、使うことで、SDGsの17の目標のうち3つに貢献することができます。
2つ目は、電気代の高騰です。
いまだ化石化燃料による火力発電が大きな割合を占める日本では、燃料費の高騰がダイレクトに電気代に反映していること、加えて2030年まで上がり続けることがわかっている、「再生可能エネルギー促進賦課金」の存在です。しれっと私たちの電気代に上乗せされているこの賦課金の存在を、ご存じない方もいるかもしれませんが、太陽光発電、風力発電などが儲かるといわれた時代に設置されたソーラーなどの高い電気の買取費用は、私たちの電気代に少しづつ上乗せされています。
3つ目は、電気自動車の普及が予測されていること。
2030年までには日本の自動車シェアの55%が電気自動車にかわると言われています。
現在発売されている電気自動車を自宅で充電しようとすると、夜間に8時間程度コンセントにつないで、走行可能距離は約30㎞程度。それでも多くの方にとって、日常生活程度ならまかなえる走行距離ではないでしょうか?電気代がかかる、と言ってもガソリン価格も高騰している今、補助金のあるうちに電気自動車を購入するという選択肢も一考の価値ありです。
4つ目は、家庭用蓄電池の登場です。
以前までの太陽光発電は、昼間の晴れているときに発電した電気は貯められないので、自宅で使用していない時間に発電したものは全て買取にまわっていました。
たとえば共働きで日中家にいない場合、自宅のパネルが発電していてもその分は自宅で使用することはできず、パネルが発電していない夜間は結局、電気を買っていたのです。
弊社でお勧めするテスラ社製の蓄電池,PowerWallの容量は、13.5kW。平均的な4人家族のオール電化の家庭で1日に使う分の電力がこの量と言われています。
蓄電池付きの家庭用ソーラーシステムでは、昼間パネルが発電した電気は蓄電池に貯められ、蓄電池が満タンになれば売電にまわされます。
夜に帰宅して、電気を使用する場合、蓄電池に貯めた電力を使います(テスラ社製の蓄電池なら、IHや容量の大きなエアコン、エコキュートも使えます)
蓄電池がカラにならない限りは、パネルが発電しない夜間も電気を電力会社から買う必要が無いのです。
そして、まさかの停電時も、太陽の光さえあればパネルが発電し続け、蓄電池が充電されるため、災害で停電が起きたとしても自宅である程度電気が使用でき、避難所へ行く必要がなくなる可能性も大いにあります。
パネルの現在の発電量、自家消費量、蓄電池の充電状況と売電状況まで、すべてスマホアプリでリアルタイムに確認ができるため、安心で、上手な電気の使い方の参考にもなります。
ソーラーパネルは米国マキシオン社製、40年保証付きのものをおすすめします。マキシオンのパネルは発電効率に優れ、製品・出力に対して40年の保証付き。
パネルは年を経るごとに発電効率が落ちていきますが、保証の内容からすると、40年後にも約89%以上の発電効率を保証するというもので、同社の自信が伺える保証内容です。
このテスラの蓄電池+マキシオンのパネルを合わせて、ZEROソーラーシステムとしておすすめしています。
一昔前とは違い、売電が無いため数百万円にのぼる設置費用を考えるとすぐに得になるというわけではありませんが、
環境への貢献、高騰する電気代への対策、災害対策として、今、検討する価値は十分にありそうです。
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