屋根の向きを考える

今日のブログは、先週に引き続き屋根関連の話をしようと思います。

建物にはいろいろな制限があるのですが、そのひとつに 高さ制限 というものがあります。
高さ制限には、斜線制限といって決められた場所から決められた勾配で斜線を引いて、その斜線を超える建築物はNG~というものが3種類あります。
その中のひとつの 道路斜線 に絡んだ屋根の決め方について簡単にですが説明してみます。

文字だけだとなんのこっちゃなので、画像を作りました。

人が立っている灰色の四角が 建築地
建築地に接する灰色の四角が 道路
白い立方体が        建築物
黄緑の斜線が        道路斜線   とします。

この画像のように道路側から建築地に向かって斜めに道路斜線がかかるので、この黄緑からはみ出る高さの建物はNGになります。

ではこの立方体に切妻屋根をかけてみましょう。

 

 

 

 屋根の棟の向きを道路に対して垂直にした場合、道路斜線からはみでてしまいました。

惜しいです、NGです。

 

 

 

 次に、屋根の棟の向きを道路に対して平行にした場合、道路斜線の範囲内におさまりました。

では切妻屋根にしたい場合はこの向きにしましょう!

という風に屋根の向きを決めたりします。

 

以上、かなり簡単ですが道路斜線から屋根の向きを考えるひとつの方法でした。
あくまで一例なので、こんなにとんとん拍子に決まることはあまりないですが…

さいごに、街中で変に斜めになっているマンションなんかを見たりしませんか?
おそらく斜線制限をかわしているのだと思います。
こういう目線で世の中の建物を見るのも面白いですね!