世界最高峰の防蟻材

木造住宅を建築する際、シロアリから家を守る為に、土台や基礎に防蟻材を塗布します。

一般的に日本で使用される防蟻材のほとんどが農薬系であり、言い換えれば猛毒です。

農薬系の防蟻材は空気中に揮発する為、人体への悪い影響が懸念されるだけでなく、防蟻効果を持続させる為にわずか4年~5年で塗替えが必要となります。

猛毒を塗布し、それが揮発し、揮発しきると費用をかけてまた猛毒を塗布する。

最低な悪循環です。

本当に住まい手の健康、環境を考えれば、家の中に大量の薬剤を散布する事はできません。

そこで、小田原ハウジングでは人に害がなく、なおかつ半永久的に持続する素材「ホウ酸」を採用しています。

構造材全てにホウ酸処理を実施する事により、地中のシロアリだけでなく、木の中だけで生きるカンザイシロアリの対策としても非常に有効です。

ホウ素は自然界ではホウ酸やホウ酸塩として存在し、海水や温泉水中に多く含まれています。また、植物にとって必須微量元素である事から、野菜や果物を食べることで日常に摂取しているものと同等であり、人間にとっては安心して使用できるやさしい素材です。

そればかりではなく、空気中に揮発しない無機物「ホウ酸」には、半永久的な持続性があり、メンテナンスも不要です。

持続性がありメンテナンス不要なホウ酸処理は、つくり手にとっては商売っ気のない(後のメンテナンス収益が見込めない・儲からない)ものですが、住まい手にとってはメリットばかりの「世界最高峰の防蟻材」といえるはずです。

小田原 亮介