2022年

もうすぐ2021年が終わろうとしています。

今年は製造コストや物流コスト等の上昇による理由から建築資材の価格が高騰しました。

他にもついに住宅ローン減税の縮小が本決まりするなど、本当にいろいろな事があった年でした。

また、2021年は東日本大震災から10年という年でもあり、改めて災害についても考えさせられる年でした。

そんな中、自分たち工務店にとって最も衝撃的な出来事だったのは、やはりウッドショックだったと思います。

ウッドショックを簡単に説明すると、コロナ禍で世界的に木材の需要がひっ迫し、木材価格が急激に高騰した事で、住宅業界に大きな混乱が生じている状態の事です。

現在日本の住宅メーカーは、建築材料として利用する木材の約7割を輸入に頼っています。

アメリカや中国では、コロナ禍による経済対策として莫大な財政出動と、住宅ローン金利の低金利政策がとられ、たくさんの方が住宅を建築する事で急激な建築ラッシュとなり、結果木材の需要バランスが大きく崩れてしまいました。

世界最大取引所であるアメリカのシカゴ取引所では、一時期木材の先物価格が一年間で約4倍にまで高騰したとの事です。

それに伴い、ロシアやヨーロッパ産の木材価格も高騰しています。

ロシアに関しては2022年から木材の輸出を禁止するという声明も出している様です。

また、コロナ禍による巣ごもり需要から運ぶ物が急激に増え、海運などの物流コストも大幅に上がってしまいました。さらには荷下ろしなどの作業員が不足し、木材の安定した供給ができない状態で、現在も外国からの木材輸入というのは大変厳しい状態が続いています。

その事から「アメリカや中国がコンテナを抑えてしまっている」という話もよく聞きます。

さすが大国、まるでジャイアンです。

ただ現在ではアメリカの住宅需要ピークは過ぎており、住宅着工棟数は減ってきています。そうはいってもまだ通常よりは上をいっている様ですが、、

ですが、残念ながら一度上がった価格はなかなか元には戻りません。よって、おそらくコロナ前に戻ることは無いのではないでしょうか。

野菜や鮮魚とは違い、その年の取れ高で価格が常に上下するものではないという事です。

実際に一般的な日本の住宅、35坪前後の住宅でいうと、おそらくコロナ前と比べ約200万円前後の価格UPになっていると聞きます。

木材に強い小田原ハウジングでも、その半分に近いくらいの実績となっています。

では、来年からはどうでしょうか?

ここが重要です。

ウッドショックを前例に、突然市場が膨らむと需要と供給のバランス崩れ、急激に価格が高騰し、業界に混乱が生まれるという事が解りました。

2022年はどうでしょうか?

個人的に私が少し心配しているのが、生産緑地問題。別名「2022年問題」です。

2022年問題とは、来年2022年から大量に土地が不動産市場に流れ、極端な供給過多を招き相場が不安定になる事を言います。

これは一般的に不動産業界の問題として取り上げられることが多いですが、急に大量の土地が市場に出回ると、またまた急な建築ラッシュが起こりかねません。

ウッドショックのような事態が今度は国内でも起こる可能性があるという事です。

生産緑地の問題に関しては、また次回以降のブログで説明しようと思います。

いろいろな問題が目まぐるしく起こると、いつ家を検討すればいいのか?今はまだ待ったほうがいいのか?逆に今すぐ建てたほうがいいのか?等、混乱してしまう方は多いのではないでしょうか。

ですが、もちろん悪いことばかりでもありません。

「建築市場が冷え込むと国も同時に風邪をひく」などという言葉がある様に、毎年のようにいろいろな補助制度も更新されています。

ローン金利も未だに底をついて低いままです。

マイホームの建築適正時期というのは人それぞれです。

明日の事は誰にもわかりませんが、重要なのはしっかりと情報を取り入れ、資金計画・ライフプランニングに納得することだと思います。

きっと2022年が一番の建築時期という方がたくさんいると思います。

いつでもご相談に来てください。

小田原 亮介