0宣言の家では、内装仕上げにビニールクロスを一切使いません。
その理由は、クロスを石膏ボードに貼り付けるときに使用する接着剤から人体に有害な化学物質が揮発すること、
ビニールクロスを使用すると壁の呼吸が阻害され、壁内、壁の表面ともに結露が発生しやすくなること
長持ちせず、経年劣化で汚れや剥がれが出やすい事や、表面に静電気を帯びた場合花粉や空気中のダニの死骸がくっついた状態になりアレルギーの原因にもなりやすい事 などが挙げられます。
代わりに何を使うかというと、天然成分100%のスペイン漆喰を使用します。

私たちの作る0宣言の家は、「呼吸する家」です。壁の材料全てが透湿性能を持っており、湿気を屋内にも壁内にもため込みません。
これは家を長持ちさせるうえで非常に重要なことです。
日本で古くから建てられてきた木造住宅の大敵は「腐朽菌、カビ、ダニ、しろあり」どれも湿気を好むものばかり。
家の構造躯体である木部が乾燥した状態に保たれれば、木造住宅は100年以上住み継いでいけるのです。
私たちの使用するスペイン漆喰には次のようなメリットがあります
①透湿性能がある
湿気を通す性能です。屋内の湿度が高いときは湿気を取りこみ、壁の外へと逃がしてくれます。

②抗菌・消臭効果がある
表面のアルカリ度が高く、表面についたウイルスや菌を死滅させます。
また、多孔質で強アルカリであることで、酸性の嫌なにおいを引き付けて中和しますので、消臭の効果もあります。
酸性の汚れも中和するので、コーヒーのシミなどがついても徐々に薄くなっていきます。

③塗るときにボンドを使わない
クロスと違って塗り付けるときに接着剤を必要としません。漆喰自体にはにおいもほとんどなく、新築時から漂うのは木の香りのみです。
④自硬性があり年を経ても劣化しない。メンテナンスフリー
二酸化炭素を吸って硬くなる性質があります。塗り付けた直後から固まり始め、最初のうちは固いものが当たると欠けることもありますが、5年ほどたてばほぼ石のような質感まで硬くなっています。自硬性を持たずボンドやのりで固めている珪藻土やじゅらく壁と大きく違うのは、歳を経ても表面がぽろぽろと剥がれ落ちるようなことが無いという点です。
⑤そうじが楽になる
剥がれ落ちず、汚れにくい漆喰壁は、表面に静電気も帯びないため、ほこりなどもよせつけません。
普段のお手入れは「何もいらない」と思っていただいて大丈夫。
それでも毎日手で触れる照明スイッチのまわりが汚れた、硬いものを激しくぶつけて欠けてしまった、柱の乾燥とともに家が動き、髪の毛くらいのひび割れが起きた、という事があります。
汚れは表面をサンドペーパーなどで軽く削るか、築年数が経過すれば消しゴムをかけることも可能。
小さなひび割れや硬いものをぶつけて欠けた場合は、漆喰の粉さえあれば水道水と混ぜるだけで自分で簡単に補修が可能です。

漆喰壁に守られた家の中は、ビニールクロス貼りの家とは匂いも空気感も全く違います。
小田原ハウジング広島officeでご体感いただけますので、ぜひ一度お越しくださいませ。