コロナ禍の影響によって、世界中で建築需要が高まってきています。
各国が金融緩和策を講じたことに加えて、アメリカなどでは在宅時間の増加によって、都心の集合住宅から郊外の一戸建てへと移住する人が相次ぎ、住宅市場が好調に推移しています。
その一方でカナダでは松くい虫の被害による構造的な供給キャパの減少に加えて、コロナ禍の影響でSPFの製造を減産していた為、需要の増加に対応できていない状況にも陥っていました。
ここに追い打ちをかけたのが、中国の木材需要の増加と世界的なコンテナ不足です。
こうした状況から、国産材の需要が高まっています。
しかし、国産材の供給量が、需要増に追い付いていないだけでなく、中国などに輸出される量も増加傾向にあり、国産材であっても簡単には調達できない状況に陥ってきています。
こうなってくると心配なのが、木材の価格高騰と粗悪品の流通です。
住宅をご検討中の皆様、少し急いだほうがよさそうです。