広島も明日から最高気温15度と、雨とともに冷え込むようです。
そんなときに、実力を発揮してくれるのが、壁の内断熱材として使用しているセルロースファイバーです。

新聞紙を細かく砕いたものを断熱材として使用します。紙は、もともと木の繊維でできていますから、天然の素材です。
というと、なんだか虫に食われそう、よく燃えそう
と思う方もいるかもしれません。
0宣言の家で使用するセルロースファイバーには、ボロン#10という種類のホウ素がしみこませてあります。
ホウ素をしみこませることで、新聞紙は虫も食わない、燃えない断熱材となります。
昔ながらのホウ酸団子とは少し違う種類ですが、シロアリをはじめとする虫害に非常に有効です。
ボロン#10は、ホウ素の中でも安全性の高いもので、ほ乳類の経口摂取実験では食塩の6倍の安全性が実証されており、
しかも、無機物で揮発しない=ずっとそこにとどまり続けて効果を発揮し続けるので、やり替える必要がないのです。
セルロースファイバーを断熱材として使うなら気を付けておきたいのは、
単体で断熱材として使用するのはNGということです。 なぜなら、セルロースファイバーには、熱を蓄える性質があるからです。
夏は危険ですよね。0宣言の家では、外からの熱を遮る遮熱の外壁材と遮熱の外断熱材を合わせて使用します。
冬は熱を蓄える性質が、家の中の熱を外に逃がさないので、0宣言の家は暖房で一度あたためると、あたたかさが長持ちします。
しかも、雨の、寒い日には湿気もセルロースファイバーが吸収し、室内を快適な温湿度に保つのに一役買ってくれます。
我が家は明日もきっと暖かい✨
子供たちは今日も、お風呂上りにアイスを食べて、長いことパンツ一丁でウロウロしております。もう11月なんですけど…
壁面が湿気を通すスペイン漆喰塗りでなかったら、セルロースファイバーを使っていても意味がありません。
全ての材料が湿気を通す、呼吸する家だからこそ、セルロースファイバーの性能がきちんと発揮されるのです。
もっと詳しく断熱のことを見たい、知りたい方は
今週末の構造見学会へ、ぜひお越しください。
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