こだわり抜いたバスルーム 家全体が癒しの空間

内外の壁は全て漆喰塗り、ヒノキの床も心地良い

社宅に暮らしていた頃、郵便受けに入っていたのが小田原ハウジングのポスティングチラシだった。N様夫婦は家を建てたいと思っていた時期だったため、チラシに書かれていた家づくりセミナーや小田原ハウジングの建てる家に興味を抱いたという。『小田原ハウジングのコンセプトは、住むことによって人の健康や住まいの性能が上がるということ。そして子ども達のためにも安心・安全な住まいにすべきということに共感した。』と家づくりがスタートした。

敷地は『ここしかない』と直感した西区の高台の絶景ポイント。もともと仲間と集まってワイワイするのが好きな夫婦は、人が集まる家である事、なるべく居住空間が6帖以上の広さを持つこと、快適なバスルーム、といったこだわりを持ち、その思いを設計士に託した。

外観は南東に大きく開口部を設けたスクエアな漆喰塗り。室内に入って気づくのが、その室内の空気の清々しさと暖かさだ。高い断熱性を持っているのはもちろんのこと、床材は低温乾燥された無垢のヒノキがふんだんに使われ、室内もコテの跡が残る手塗りの漆喰。そのため室内は消臭、調湿、空気の清浄効果が優れているのだ。

リビングに一歩足を踏み入れたときに目に触れるのが、リビングの壁にある漆喰の花のモチーフだ。ここだけでなく、N様の住まいの壁は全て漆喰塗り。しかもリビング、階段、和室、洗濯室など塗り方にバリエーションを持たせていることにも、施工職人の腕の高さと感性の良さが伝わる。

また、ご主人が最もこだわったのがバスルーム。なるべく広く、疲れが取れるような場所にしたいと希望してできたのがスギ風呂だ。足元は天然石、浴槽はホーロー、間接照明も取り入れてあり、まるで旅館のような気持ち良さだ。『この家に住み始めて変わったことは眠りが深くなったこと。短時間の睡眠でもスッキリします。自然素材からマイナスイオンが出ているのかもしれません』とご主人。奥様も『暖房をつけなくても暖かいというのはとても快適です。それに最近、疲れが溜まらない気がします』と住まいの性能の高さを語る。

この日の前夜も近所の人を招いてホームパーティーをしたばかり。翌朝、食べ物の匂いなどが室内に残らないのが不思議、と笑う奥様。性能のいい家のおかげで家族が元気でいられることに幸せを感じる、と言葉を重ねていた。

★『冬でもエアコンをつけなくてもいいくらいに暖かいんですよ』と奥様。外気温が5度でも暖房なしの室内が20度だった日もあるとか。しかもどの部屋もほとんど温度差がないので快適。

★ご主人が設計士と一緒に岐阜まで行って選んだというカウンターの一枚板。耳付きのトチノキは触った時の感触が柔らかく温かな印象。

★『友人が泊まりに来た時に、落ち着いて眠れるように』とリビングから少し離した位置にある和室。床の間の垂れ壁の造作が個性的。

★テレビ台も小田原ハウジングのオリジナル。無垢のヒノキを使っており収納力も抜群。家族のコミュニケーションが取りやすいリビング階段を採用した。

★ご主人が気に入っている1階トイレの手洗いカウンター。ウォールナットの一枚板は小田原ハウジングからの提案。

★主寝室や子供部屋にある2階にも洗面所を設けた。トイレをはじめ、引き戸を多用して省スペースに。

★2階は将来の子供部屋として確保。今は4歳の長男のプレイルームとして使っている。壁はもちろん漆喰。建具も天然木を使用。

★キッチンのペンダントライトや壁の漆喰の塗り方など細部にこだわった。

★主寝室のアーチ型垂れ壁の向こうはウォークインクロゼットとご主人の書斎。

★2階ホールの壁に家の完成記念に残した家族の手形が。ツリーのデザインがかわいらしい

★『僕の駆け込み場です』とご主人が切望した書斎。東向きの明るい日が差し、こぢんまりとした広さが快適なスペース。

★窓枠が印象的なスクエアな外観。アンティーク風の佇まいが周囲からの目を引いている。外壁ももちろんオール漆喰だ。

★収納スペースを多めに設けた玄関。テラコッタの三和土がN様邸のアンティーク風な雰囲気にぴったり

★足元は緑がかった青森の十和田石を使用。壁や天井にはスギを使った。『意外とカビが出ず、手入れも簡単。何より癒されます』

★木の香りが漂う2階のホール。手すりは大工の棟梁の力作。2階には室内干しできるサンルームもあり、奥様の家事をサポートしている。

★合板、集成材、グラスウール、木工用ボンドなどを使用しない『0宣言の家』です。プロデュースしていただいた澤田益男先生には大変お世話になりました。おかげ様で、体調が良く『ここはこうすればよかったかな』という点が1つもないんですよ。全て自然素材ですからこれから味わいを増していくと思います。アンティークになったわが家も素敵かなと今から楽しみです。