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物質懐帰

 

今朝「めざましテレビ」を見ていたら、

若者の間でカセットテープで音楽を聴くのが流行りだしているって

話題を取り上げていました。

私たちウォークマン世代のおじさんが昔を懐かしんで…、て言うのではなく

今の世代の人たちが、あえて不便なカセットテープに魅力を感じているそうです。

番組の中では、CDショップの方がコメントしていました。

「ダウンロードではなく、音楽にカセットテープという手にとれる形や重さがあることに

魅力を感じているのではないでしょうか。」

 

ふむふむ。

今の時代、いつしか見るもの、聞くもの、美味しいもの、旅先の感動やいろんな経験まで

データで受信できて、それぞれをごちゃまぜ、一緒くたにしてポケットの中のスマホで

持ち歩いている。それが今は当り前の時代。

 

でもね、覚えていますよね。

誕生日に渡されたプレゼントのラッピングの手触りや抱えたときの

バシャバシャという袋の音、包みの重さ。

うれしかった記憶とそんな感覚も一緒になって思い出になっています。

そんな、形や重さがある「もの」に対して、

大人たちが便利さだけを追及して、いつしか忘れてしまっていることを、

今の世代の人が、それを新しい「魅力」として発見しているのかもしれません。

 

もしかしたら、今のお家づくりも同じなのかもしれません。

偉い人たちが推奨するお家の性能を表す計算値の数字や機械の性能。

でもそれだけではわからない、人が実際にそこで実感できる快適さ。

人が手にふれる感触、その場の空気の香り、肌に感じる湿気、あたたかさ、さわやかさ。

私たちは、「モノ」にこだわって、そこにいる「人」にこだわって、

いつのまにか記憶に刻まれる、五感にこだわった住まいづくりを目指しています。

そこにあるもの。手に取れるもの。触れられるもの。昔から宝物ってそうですよね。

大切にしたいと思ってもらえるものを、これからもつくっていけたらうれしいですね!

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懐かしいレコードジャケットのような紙のケースに入った

私の好きなミュージシャンのCDアルバム。しかもサイン入り。

私の宝物です^^!

 

k.o