先日、M様邸の解体工事の現場に寄った時の写真です。
何と断熱材のグラスウールが真っ黒に…。
中古物件を購入されてからの工事でしたので、こちらにM様が住んでいたのではないですが、家の壁の中は
このように断熱材が真っ黒になり、そこからカビやダニが発生し家の空気を汚染しています。
ではなぜ、このように真っ黒になってしまうのかと言いますと、グラスウールは大量の接着剤を使ったガラ
ス繊維からできており全く調湿効果がありません。そのため、壁の中で結露し、断熱材を腐らせるのです。
大人もそうですが、お子さんがアトピーや喘息などシックハウス症候群になってしまう原因は家の空気が汚
れているからなんです。
0宣言の家では内断熱材にアメリカ消費者製品安全委員会が認定したインサイドPC社のセルローズファイ
バーを使用しています。
100%大豆インクを使用したアメリカの新聞紙の古紙で作られ、断熱性能がグラスウールに比べて約4割も
優れた断熱材です。100%大豆インクなので人体にも健康で安心です。
セルローズファイバーは断熱はさることながら、その他の5つの効果があります。
①断熱効果 ②調湿効果 ③防音効果 ④防虫効果 ⑤耐火効果
また、セルローズファイバーには、水分の吸放湿性があります。靴が濡れた時、新聞紙を靴の中に入れた経験はありませんか?
経験のある方は、思い出してみて下さい。木質繊維は生きています。周囲の状態に応じて、水分を吸ったり吐いたりしています。この吸放湿性が適度な湿度をもたらし、結露を防止するのです。
外気の湿度が高いときには湿気を吸い取り、乾燥しているときは蓄えた湿気を徐々に吐き出すという、生きている繊維ならではの調湿効果を発揮しますので、部屋の中はいつも快適な湿度に保たれるのです。