80年の時を経た古材独特の味わいを生かす技【リフォーム】

伝統的な和風建築の佇まいを宿すM様邸。築80年の古民家をリノベーションした。LDの天井を吹き抜けにして現しになった圧巻の小屋組みは、大工だったという先祖の見事な仕事ぶりを今に伝える。

1階は、8帖の和室をリビングに取り込み、約27帖の広々LDKを創出。床は幅18cmの無垢スギを惜しげもなく使い、壁はスペイン漆喰で仕上げた。小田原ハウジング厳選の自然素材に包まれた調湿空間は、思わず深呼吸したくなる心地よさ。食事以外は個室で過ごすことが多かったお父様もリビングで『くつろげるようになった』と笑う。

物置だった2階はキッチンやバーカウンターを備えたコミュニティースペースになったほか、趣味の描画のために隠れ家風のアトリエ兼個室を造作した。懐かしくて新しい住空間に生まれ変わったM様邸。新旧の絶妙なバランスも秀逸だ。

★やわらかいスギの無垢板はやさしい足触り

★玄関に足を踏みいれると、右手に本棚、左手にガラス張りのギャラリースペースを備え、日本家屋の落ち着きに満ちた玄関土間に迎えられる

★照明のやわらかな灯りが柱と差鴨居に囲まれたダイニングセットをやさしく包む。キッチンカウンターの素材感もぬくもりをプラス。

★小屋浦を利用して設けた隠れ家スペース。トップライトからやさしい光が注ぐ、アトリエ兼ギャラリーだ。

★自然光が注ぐ2階のカウンター。ゆったりとした時の流れの中で読書を楽しむ。

★アトリエへつながる造作のスロープ。築80年の梁組へみと違和感のない風合いに仕上げている。

★物置だった2階は、壁や天井にパイン材のフローリングを張り、カウンターを備えた山小屋のような雰囲気に。

★自然に囲まれている立地を生かし、美しい四季の彩りを感じられる浴室に。ヒノキ材とタイルで造作し、高級旅館のようなしっとりとした和を楽しめる。

★傷みのあった玄関戸や扉を、和の趣を湛えた雰囲気で造作。北広島の豊かな自然にも溶け込む家の顔となっている。

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